「接頭辞や接尾辞で覚えよう!!」
英単語ちょっとプラス ノアのVisual Dictionary その2
初回に引き続きご覧になっていただいているみなさま、ありがとうございます!ノアのVisual Dictionary第2回です。
今回は前回少しだけお話した接頭辞や接尾辞について考えると覚えやすくなる単語がたくさんあるので、接尾辞・接頭辞に注目していきたいと思います!
1. acknowledge 【動】 認める
acknowledegは、「認める」の意味の動詞です。
「知識」の意味であるknowledgeが含まれていることから、「何か知識に関わること?」と思った方もいるのではないでしょうか?
さらにknowledgeのもとをたどれば動詞のknowに行きつくわけですが、knowというのは「知っている」という状態を表す状態動詞でしたね。
ということで、「何かを知っている=認識している状態」→「認める」と、私は覚えています。
2. activate 【動】 活性化させる
activateは、「活性化させる」の意味の動詞です。active(【形】活動的な・活発な)な状態にすることを表しています。
接尾辞-ateは形容詞の後ろに付くことで、「(形容詞)にする」という意味の動詞を作ります。
また、名詞の後ろに付いて「(名詞)をする/にする」という意味の動詞を作ることもあります。
activateと同じように動詞を作る接尾辞-ateが付いてできた語の例として、domesticate=domestic(【形】家庭的な)+-ate(にする)→「家庭的にする」、educate=education(【名】教育)+-ate(をする)→「教育する」、circulate=circle(【名】円)+-ate(にする)→「循環する」などがあります。
⒊ adjacent 【形】 近接した
adjacentは、「近接した」の意味の形容詞です。
ad-も前回ご紹介したac-同様、「その方向へ」という意味を持つ接頭辞です。
写真のように、何かが隣り合わせに並んでいるとそこに線が出現したように見えますよね?
ad-という接頭辞によって、何かが隣り合わせに、一直線に並べられている様子が表現されています。
4. adolescent 【形】 思春期の
adolescentは、「思春期の」という意味の形容詞です。
ラテン語由来の語で、詳しく説明しているとごちゃごちゃしてきてしまうので一言で片付けると、adultという語のもととなった語と語源を同じくします。
言われてみればadultとadolescent、なんとなく見た目が似ていますよね。
5. adverse 【形】 不利な
adverseは、「不利な」という意味の形容詞。
またまた登場した「その方向へ」の意味の接頭辞ad-を含む語です。
後に続くverseはラテン語に由来し、「変わる」という意味です。
「方向が」+「変わる」、つまり逆の方向になるというところから、「不利な」、「逆の」といった意味を持つ語です。
他にverseを含むreverse(逆さまにする)やdiverse(多様な)などを考えていただくと、verseが持つ「変わる」という意味がより実感できるかと思います。
6. advocate 【動】 主張する
advocateは、「主張する」の意味の動詞です。
「論争などにおいて自分の意見を主張する」といった状況を表すのに使われる語です。
気が付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、advocateにも動詞を作る接尾辞-ateが付いています。
さらに語頭には「その方向へ」の意味の接頭辞ad-もありますね。
分解して考えるとad-(ある方向へ)+vocal(【形】声の・うるさく求める)+-ate(にする)→「ある方向に向けて声を発する・うるさく求める」となるわけで、ここから「主張する」という意味になるわけです。
7. afflict 【動】 苦しめる
afflictは、「肉体的あるいは精神的に苦しめる」 という意味を表す動詞です。
イメージとしては、慢性の持病や長引く病気、景気や災害など継続的に続く苦境によってじわじわ苦しめるという感じでしょうか。
このafflictという語は生き物以外にも様々な主語をとることができ、例えばafflict the economy(経済を苦しめる)、afflict the country(その国を苦しめる)などと言うこともできます。
接尾辞・接頭辞を意識しながら単語を覚えるイメージがつきましたでしょうか?
今回ご紹介したものはまだまだごく一部なので、今後新しいものがでてきたらその都度取り上げていきたいと思います。
それでは。