英単語ちょっとプラス ノアのVisual Dictionary32
~対義語も一緒に覚えて効率アップ!~
第32回ノアのVisual Dictionaryです。
今回はアルファベット順的に否定の接頭辞in-がたくさん登場するので、in-を取ってできる反対の意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいましょう!
⒈ incentive 【名】奨励
就職活動中に(ちなみに私は留学のため同じ入学年度の友達より1年遅れて就活をしましたが)企業のことを調べているとたまに「インセンティブ」という用語を目にしました。
ビジネス用語の「インセンティブ」は何か目標などを達成した際に通常の給与とは別に支払われる報奨金ですが、その「インセンティブ」はこの英単語に由来しています。
⒉ inconsiderate 【形】配慮に欠ける
私は中学~大学までずっと電車通学なのですが、そうするとたまーに(流石に朝、夕のラッシュ時にはいませんが)左の写真のような光景を目にします。
他の人のことを「配慮」して座ればもう1人座れるのに・・・
ちなみにinconsiderateの最初に付いた否定の接頭辞in-を取ってconsiderateとすると「配慮のある」という反対の意味になります。
⒊ incredible 【形】信じられない
私がこの単語を最初に見たときに思い出したのが、「そういえばディズニー、ピクサーの映画で『ミスター・インクレディブル』っていうのがあったなぁ」ということでした。
この映画の主人公、インクレディブル一家は超能力者のスーパーヒーロー一家でみんな「信じられない」ような力を持っている、という設定でした。
画像のネコさんのような「うっひょ~!信じらんなーい!」という気持ちを表す形容詞です(笑)
⒋ indignant 【形】腹を立てた
angryも怒っている様子を表す形容詞ですが、indignantは特に不当な扱いを受けたことに対して腹を立てている状況を表す形容詞です。
左の女の子、「わたしだって1人前のレディなのよ!子ども扱いしないで!」とご立腹なのでしょうか?(笑)
⒌ indispensable 【形】必須の
indispensableから否定の接頭辞in-を取ったdispensable(形なくても困らない)からできた語なのですが、そもそもdispensableという形容詞は動詞のdispense「分配する」から派生した語です。
-ableは「~できる」と可能の意味を付加する接尾辞ですから、dispense「分配」+ -able「できる」=dispensable「なくても困らない」となり、それがin-で否定されると「分配できない」=「非常に大切である、必須である」となるわけです。
⒍ induce 【動】誘引する
-duceには「導く」の意味があります。-duceの単語の例としてはintroduce(紹介する)、deduce(推論する)、reduce(減らす)などがあり、「あるものについての情報を導入する」、「結論に導く」、「少ない状態に導く」と、どれも「導く」のニュアンスが含まれていることがわかるかと思います。
このinduceも「ある状態に導く」=「誘引する」となっているわけです。
⒎ inevitably 【副】必然的に
小さな箱の上に大きな箱をいくつも積み重ねたら・・・そりゃあ「必然的に」いつか崩れて落ちますよね。
もとの形inevitable(形避けられない)から接頭辞のin-を取ると反対の意味evitable「避けられる」になりますが、evitablyという副詞はないので注意が必要です。
英単語帳でほぼ全ての形容詞についてその対義語が書かれているものもありますが、個人的にはあれを覚えるのは得意ではありませんでした(笑)
確かに意味は対になっているのですが、形が全然違ってただただもう1つ別の単語を覚えないといけないものが多かったからです。
ですが、今回ご紹介したような否定の接頭辞in-を持つ単語はin-を取るだけで反対の意味の単語になる、ちょうど日本語の「○○」と「非/不○○」のような関係にある単語なので、形も似ていて、これなら無理なく同時に覚えられるのではないかと思います。