「inter-の単語をまとめて覚えよう!」 英単語ちょっとプラス ノアのVisual Dictionary その34

英単語ちょっとプラス ノアのVisual Dictionary34

 ~inter-の単語をまとめて覚えよう!~

 

 

 第34回ノアのVisual Dictionaryです。

 今回はタイトルにもあるように、inter-の付く語が3つ登場します。

 意味的にもニュアンスが似ているのでまとめて覚えてしまいましょう!

 

 

 

 

⒈ integrate 【動】統合する

  このVisual Dictionaryを書くにあたり調べて初めて知ったのですが、integrateのin-は「中に」という意味の接頭辞ではなく、否定の接頭辞なのだそうです。

 「統合する」=「外にあるものを中に入れる」という意味なのかと思っていたのですが、後半部分が語源的には「触れる」という意味の語であり、「触れられていない」=「完全な状態」=「統合された状態(にする)」となったようです。

 

 

⒉ integrity 【名】誠実

  語源的には上のintegrateと一緒です。「統合された状態」=「完全な状態」→「誠実」となったのだと考えられます。

 書籍『もしドラ』で有名になった経済学者ピーター・ドラッガーが好んで使ったことでビジネス用語にもなっているようです。

 

 

⒊ intelligible 【形】わかりやすい

  日本語でも頭の良い人のことを「インテリジェント」(intelligent)を略して「インテリ」と言いますが、そのintelligentから派生した単語です。

 接尾辞の-ableは可能の意味を表すので、「頭が良い(理解している)ように振る舞える」というようなニュアンスから「わかりやすい」という意味が生じたのではないでしょうか。

 

 

 

⒋ interaction 【名】相互作用

  interには「間の」という意味があります。interに続く部分を見るとactionとなっていますから、そのまま繋げて「間で作用すること」=「相互作用」という意味になります。

 

 

⒌ interference  【名】干渉

  こちらも「間の」を表すinterに、ラテン語で「叩く」という意味のあるferireがくっついてできた語で、「他人の事情などの間に割って入って手を出す」=「邪魔をする、干渉する」といった感じでしょうか。

 

 

⒍ intervention 【名】介入

  上の説明から既に「あぁ、これもか!」となっている方も多いかと思いますが、左の画像のように誰かと誰かの間に割って入るイメージです。

 

 

 

⒎ intricate  【形】複雑な

  後半部分のtric-は、troubleなどと語源を同じくし、「厄介ごと、もつれ」と言った意味があります。

 接頭辞のin-と合わせて、そのような状態に入っている=「複雑で厄介である」というように派生したと考えられます。

 

 

 

 前回から、特に概念的でなかなかしっくりくる画像が見つからない単語の画像を作成するときに「ペイント3D」というWindows 10から新たに標準でインストールされているソフトを使用しているのですが、簡単に3Dの図形や物体を描くことができてとても面白いです!

 ダウンロードすると彩色済みのリアルな動物や家具、背景画像なども3Dで描くことができて、工夫次第でいろいろ使えそうです。

連載 『英単語ちょっとプラス ノアのVisual Dictionary