英単語ちょっとプラス ノアのVisual Dictionary33
~訳が同じ単語は使い分けに注意!~
第33回ノアのVisual Dictionaryです。
今回は久々にカナダ留学中のエピソードを交えながら書けたかなぁと思います。(その分英語的な説明が少ない、とも言えますが・・・)
単語学習的にはよい回と言えるかわかりませんが、カナダでのエピソードもシェアしてただければと思います(笑)
⒈ ingredient 【名】材料
英語の料理レシピを見ると必ず目にする単語です。そういえば留学中はお世話になった友達家族の家でよく料理の手伝いをしていました。
友達のお母さんに「これ作って~」と見せられたレシピを読みながら作っていると「料理関連の単語って教科書なんかじゃあまり見ないから知らないのも多いなー」と実感。
ちなみに海外のレシピを見ながら作るときは日本とは計量カップや軽量スプーンの大きさが違ったりするので注意が必要です。
割合が合っていれば味は変わりませんが、海外のものの方が1カップが大きかったりするのでたくさんできちゃいます(笑)
⒉ inherent 【形】固有の
下のinnateと同じく「生得的な」と訳されることもありますが、意味の違いとしてはinnateが人や動物、物など形ある対象に対して使うのに対し、inherentはある現象や思想など具体的な形のない対象に対して使います。
⒊ innate 【形】生得的な
「ペンギンは鳥だけど飛べない」のような生まれ持った性質や特徴を表すのに使う語です。
上で説明したように、主に人や動物、物など実体のある(形として目に見える)ものに使います。
⒋ innovation 【名】革新
カタカナ語としても、特にビジネス分野で「イノベーション」という言葉はよく耳にするのではないでしょうか?
インターネットやスマートフォンは人々の生活を大きく変えた、まさに「革新」の一例ですね!
⒌ inspire 【動】~を動機づける
こちらもビジネスでは「森の木々にインスパイアされたデザイン」など、カタカナ語としてよく使われますね。
この場合、「森の木々に動機づけられたデザイン」ということであり、森の木々はそのデザインの創出を”inspire”(動機付け)した、ということになります。
⒍ instinctive 【形】直感的な
留学中にも割と使う機会の多かった単語ですが、形容詞としてよりはどちらかと言うと副詞形のinstinctivelyで使うことが多かったです。
例えば、「どうしてそれを選んだの?」なんて聞かれたときに”Instinctively.”(直感で)と答えたりします。
⒎ intact 【形】完全なままの
まだ一度も使われていないクレヨンや色鉛筆のセットを見ると気持ちよく感じるのは私だけでしょうか?(笑)
新品のクレヨンのような、どこも削られていない、完璧な状態を表すのに使います。
今回登場したinherentとinnateのように、辞書や単語帳で訳が同じになっている単語は「あー、同じ意味の単語なんだ~」と単純に覚えてしまいがちですが、そのような単語こそ、英語を書いたり話したりする際には使い分けが必要です。
そこを間違えたからと言って伝わらないわけではないのですが、せっかくなら正しい英語を使えるといいですよね!(笑)