「カナダ最後の思い出に、神様から晴れのプレゼント?」  ノアのカナダ留学日記 - その51

「カナダ最後の思い出に、神様から晴れのプレゼント?」
ノアのカナダ留学日記 - その51

 

 

 

 家族そろってのカナダ旅行でまずはトロントに来たわけですが、実はトロント観光が目的というより、ナイアガラの滝を見に行くためにトロントに来たのでした。

 

 

 

意外と遠いナイアガラフォールズ

 今回のカナダ旅行のプランはほとんど母が立ててくれたので、トロントからナイアガラフォールズまでどうやって行くのかさえ私は把握していなかったのですが、直前に調べてみると長距離バスで約2時間。意外と遠いです。

 

天気はあいにくの雨・・・?

 残念ながらこの日のトロント近郊の降水確率はほぼ100%、ホテルを出るとかなりの雨でした。長距離バスのターミナルまで歩いただけでビショビショに。

 「ナイアガラはせめて曇りだといいね・・・」という淡い期待でバスに乗り込みましたが、期待もむなしく到着しても相変わらずの土砂降り。どうせナイアガラでクルーズすればずぶ濡れになるんだし(父と母は新婚旅行でカナダを訪れた際にもナイアガラで観光船に乗ったそうなのですが、滝付近は滝からの水しぶきで常に雨状態と聞いていました)と、とりあえずポジティブ思考で滝つぼ近くのダウンタウンまで向かうと、幸運なことにダウンタウンに着く頃には雨も止み、晴天ではないですが曇りまで天気が回復しました!

 

折角雨が止んだのに、クルーズでまたビショ濡れ

 カナダ側とアメリカ側、2ヶ所から滝つぼの間近まで行く観光船が出ています。滝つぼに近づくと水しぶきがものすごいので、船に乗り込む前にレインポンチョが渡されます。

 実はこのレインポンチョ、今では簡単なビニールの使い捨てのものですが、以前に父と母が乗った際には貸出式だったそうで、そのときのナイアガラの思い出として聞くのが「レンタルのカッパが臭かった」という話ばかりです(笑)

 今はそんなことはないのでご安心を。


 かなりの曇天ですが、左下に見えるのが観光船です。

 

急遽、アメリカ初上陸!

 ナイアガラの滝はカナダ滝とアメリカ滝の2本があることからもわかるように、カナダとアメリカの国境に位置しています。滝近くには車や徒歩で2国を行き来できる橋があり、思いつきでアメリカ側に渡ってみることに。当然、カナダを一度出国してアメリカに入国することになるので、アメリカ側のゲートでは入国審査を受けます。

 事前にESTA(電子渡航認証)の申請をしていなくても、その日のうちに戻るという条件でビザを発行してくれるのですが、私は最初にカナダに来るときにアメリカのシアトルを経由しており(ギリギリにESTAが必要なことに気付いた、今となっては懐かしいアレです)、父もたまたま5月中にアメリカ出張の予定があったので2人はESTAを持っていたのでした。

 飛行機の乗り継ぎで一応入国はしたことがあったとはいえ、アメリカの空港の外へは人生初上陸でした!

 改めてカナダの寛容さ(というか適当さ?)を実感したのが帰り。カナダに再入国するので、当然また入国審査があるのかと思いきや、何もなく、そのままゲートを出るだけでした(笑)

 


カナダを出国。アメリカとは歩いて渡れる橋で繋がっています。

 


アメリカ側から見た滝も大迫力でした!

 

午後は朝の雨が嘘のような快晴!

  お昼を食べ終わって外に出てみると、なんと驚くほどの快晴に!午後は今度は船ではなく、展望デッキのようなところで間近から滝を見られる場所に行ったのですが、午前中の悪天候は嘘のよう。滝のしぶきで虹までかかっていました!

 考えてみれば、晴れていれば滝付近は常にお天気雨状態なので、いつでも虹が見えるわけです。ナイアガラの滝をバックにかかった虹の下を観光船が通り抜けていく光景は、まさに写真集の1ページのような絶景でした!晴れて本当によかったです!

 

 


お昼を食べ終わるとこんな晴天に!

 


滝+虹+船の光景は絶景です!

 朝見た天気予報とずぶ濡れになったバスターミナルまでの道のりを考えると、まさに奇跡のような午後の晴天でした!おかげさまで、ナイアガラ観光がより思い出深いものになりました。

連載 『ノアのカナダ留学日記