「Welcome back サマータイム!」 ノアのカナダ留学日記 - その40

「Welcome back サマータイム!」

ノアのカナダ留学日記 - その40

 

 ご存じの方もいるかと思いますが、カナダには夏時間と冬時間があります。2017年は3月12日が冬時間と夏時間の切り替えの日でした。

 

 カナダは夏と冬で昼夜の長さが大きく違います。カナダに来た9月頃はまだまだ日が長く、朝は6時過ぎから、夜は9時近くまで明るく、白夜とまではいかないものの昼間が長いなーと感じたのですが、その後はみるみるうちに夜の時間が長くなっていきます。

 サマータイムが終わる直前の10月後半ともなると、「え?まだ4時なのにこんなに暗いの!?」と感じます。11月の初めにサマータイムが終わるのですが、そうすると1時間時計を遅らせるため、「こんなに暗い・・・」と思っていた午後4時は午後5時になります。

 

意外とみんな気にしていない?

 時間が1時間進んだり、遅れたりするとなると、当然授業開始時間などもずれるわけなのですが、みなさんあまり気にしていないようです(笑) サマータイムが終わるときもだったのですが、前日の夜頃になって「ああ、そういえば明日から冬時間になるねー」なんてことを言いだします。

 今回もまた、友達の1人が「明日から夏時間だ!」と前日の夜に言い出して、私と他の友達が「本当に!?そうなの!?」とあたふたしていたところ、「まあ日付が変わってみればわかるよ」なんて言われたくらいです。

 日本である日を境に時間が1時間ずれるなんてことがあったら、1週間前くらいからテレビやラジオなどで「来週から夏時間です。時計の針を1時間進めるのを忘れないようにしましょう。」という呼びかけがあったり、学校などでも前の週の授業で先生が「来週から夏時間だから、授業開始時間を間違えないように。」という注意喚起があったりしそうなものですが、特にそういった呼びかけがないのか、意外とみんないつから時間が変わるのか把握していません(笑) お国柄なのでしょうか?

 

 

日本とSkypeをする場合には結構重大?

 冬時間と夏時間が切り替わる日にはあたふたするものの、一度切り替わってしまうと生活に特に変化はありません。特に今は携帯の時計は設定し直さなくとも電波を拾って、勝手に切り替え後の正しい時間になってくれ、アラームなども切り替え後の時間に合わせて鳴ってくれるので、あまり気にしていなくても問題ありません。

 ・・・ですが、主にSkypeで家族と連絡を取り合っていた私には結構重大な問題でした。エドモントンと日本の時差はエドモントンが夏時間のときには15時間、冬時間のときには16時間。

 普段両親とはエドモントンが朝、日本が夜の時間にSkypeをしていたのですが、夏時間なら朝7時に起きてSkypeをすれば東京は夜10時、起きるのがちょっと遅くなってしまって朝8時にしても東京の夜11時だったのですが、冬時間になると朝7時に起きてSkypeをしても東京では11時になってしまいます。

 ということで、冬時間の間はSkypeのために朝6時起きしなければなりませんでした。しかも冬のエドモントンの夜明けは8時頃なので、6時ではまだ夜かというくらい真っ暗でした(笑)

 冬時間から夏時間に切り替わると、朝7時に起きても「おっ!まだ東京は11時か!」という感じでした。6時起きに慣れてしまうと7時起きは楽勝でした(笑)  Welcome back サマータイム!

  ちなみに面白いなと思ったのが、英語では夏時間・冬時間の切り替わりで時間が進んだり、遅れたりすることを「lose time / gain time」(直訳すると「時間を失う / 得る」)と言うこと。こういった日本語と英語の表現の仕方の違いを比べると、それぞれの国の人々がその現象をどのように捉えているのかがわかりますね!

連載 『ノアのカナダ留学日記