「キリスト教文化とエンターテインメントの融合」 ノアのカナダ留学日記 - その18

「キリスト教文化とエンターテインメントの融合」 ノアのカナダ留学日記 - その18

 

 

 ハロウィンとは直接関係ないので前回の記事には書きませんでしたが、私がハロウィンの日に何をしたかというと、友達に誘われて無声映画にBGMとしてパイプオルガンの演奏を組み合せるというコンサートを聴きに行きました。

 

 

エドモントンの隠れた観光スポット、ウィンズピアセンター

 今回、私たちがパイプオルガンのコンサートを聞きに行ったのは、ウィンズピアセンターというコンサートホール。Churchhill駅直結のコンサートホールで、パイプオルガンに限らずピアノリサイタルやオーケストラなど様々なコンサートが行われています。

 音楽や特定の楽団などで有名な都市でない限りなかなか観光でコンサートを聞きに行くということはないかもしれませんが、ウィンズピアセンターをエドモントンの観光地ランキングで上位に挙げているウェブサイトもあり、規模はそれほど大きくありませんが雰囲気のとても良いコンサートホールでした。

 チケットも直前であってもオンライン購入ができるので、エドモントン滞在中、今夜予定がない!なんて場合にもおすすめです。実際に私たちもそのような経緯で聴きに行ったので(笑)

 

パイプオルガンと無声映画のミックス

 無声映画とは文字通り、セリフ、効果音、BGMなどの音声が全くない、初期の映画です。登場人物のセリフは画面端に字幕で表示され、感覚としては動画付きの本を読んでいる感じです。

 今回のコンサートはこの無声映画にパイプオルガンでBGMを付けるというもので、教会がたくさんあり、パイプオルガンが日本よりも一般の人々にとって馴染みのあるものであるカナダにおいても珍しい試みのようで、一緒に行ったカナダ人の友人も初めて聴くとのことでした。

 日本ではパイプオルガンの演奏を聴くこと自体なかなかないので、貴重な体験ができて良かったです。

 

字幕には知らない単語が…

 コンサートとは直接関係ありませんが、ハロウィン当日だったため仮装している人が結構いたことに驚きました。特にドレスコードのあるコンサートではありませんが、ジャケットやワンピースの人が多いのかと思っていたので意外でした。

 前回書いたように繁華街を歩いていてもコスチュームを着ている人はそれほど目立たなかったので、仮装をするのはパーティーなどのイベントだけなのかと思っていたのですが、そんなこともないようです。コンサートにぴったりなモーツァルトの仮装をしている人もいました。

 前述の通り、無声映画のセリフは字幕で表示されるのですが知らない単語が多く、一瞬フランス語かと思う瞬間もありました(笑)
後で聞いたところ教会関連の単語が多く使われていて、カナダ人の友人でさえ知らない単語がたくさんあったとのことです。映像があるのでストーリーは何となくつかめましたが、文字だけ読んでいたらほとんど分からなかったと思います。

 ということで、あまりハロウィンらしくないハロウィンを過ごしましたが、いい思い出になりました!

 


コンサートの開始時間は夜9:30から。・・・ということで終わったのは11:00過ぎでした。月曜日のこの時間でしたがハロウィンということもあってかホールはかなり賑わっていました。

連載 『ノアのカナダ留学日記