「カナダの冬を生き延びる術」
ノアのカナダ留学日記 - その27
たまたま私が日本に一時帰国したときが、日本の例年と比べても異常なほど暖かかったこともあり(1月なのに10℃超え!)、カナダとの気温差もありで、ものすごく暖かかく感じました!「みんななんでコート着てるの?」みたいな感じです(笑)
今回はみなさん気になっているであろうカナダの冬についてです。
-2、30℃ってどんな感じ?
カナダでは11月頃からだんだんと冬らしくなり、-10℃を下回ることもめずらしくありません。12月ともなると-20℃台も日常茶飯事に。
私も話だけ聞いていたときは「想像できない・・・」と思っていたのですが、なってしまうと意外とこんなもんかという感じでした。
特にカナダは空気が乾燥している分、数字上同じ気温であっても日本より暖かく感じるそうです。なので、おそらく北海道とかの-20℃のときの方が寒いのではないかと。
ただ、防寒着で覆うことが難しい顔や耳はずっと外にいると赤くなります。それから、指先なんかも冷たいを通り越して痛いと感じることもあります。
びっくりしたのが朝シャワーを浴びて、髪が半乾きのまま外に出たら凍ってパリパリになったことです(笑)
友達の実験によれば、濡れたタオルがカチカチになるのはもちろん、茹でたパスタを外に出すと食品サンプルが作れるのだとか(笑)
カナダグースは買うべきか
「カナダといえば!」というほど有名かつ人気なブランド、カナダグース。ただし・・・めちゃくちゃ高いです。一番安いコートで500ドルくらい、もっといいものだと800~1000ドルもします!
冬の始め(11月頃)にはファッションにこだわってそうな日本人とお金持ちそうな中国人しか着てないなーと思っていたのですが、12月に入り冬が本格化してくると地元カナダ人もカナダグースを着ます。
極地の観測隊の人の防寒着も作っているくらいのブランドなので機能は間違いなし、ずっとカナダで暮らすのなら500~1000ドルしても1着くらい買うかもしれないですね!
でも子供用や子供が着ているのは見たことがないです。カナダでも子供は風の子ということなのでしょうか?
私は結局、日本から持って行ったスキー用のコートをずっと着ていました。それでも別に凍死したりしないですよ!
謎の日本語ロゴ、「極度乾燥しなさい」
カナダグースではないのですが、意外と着ている人が多くてびっくりしたのがSuper Dryというブランドのコート。
Super Dryと聞くと普通なのですが、デザインとして(?)漢字で「極度乾燥」の文字が。ものによっては「極度乾燥しなさい」と書いてあります(笑)
確かに直訳すれば「極度乾燥」なのですが・・・日本人的には全くかっこいいと思えないです(というか、ダサい・・・)。
日本でよくある英語の書いてあるTシャツなんかもネイティヴの人からするとこんな感じなのでしょうか?それにしても「極度乾燥」自体も違和感ありまくりなうえ、「しなさい」って・・・
行く前は「-2、30℃って一体どんな世界・・・?」と思っていたのですが、実際に行ってしまうと思っていたほどでもないです。ずっとこの気候の中で暮らすとなるとわかりませんが、留学で行くのであれば貴重な体験ができたなと思うくらいです。
カナダに留学に行く方は存分にカナダの冬体験をしてきてください!旅行でカナダに行く方も冬を避けなくても大丈夫ですよ!それはそれでなかなかできない経験ができます(笑)
持って行くといいと思うものは、最近流行りの水分に反応して発熱する下着やタイツ、手袋など。カナダでは暖かいものはものすごく暖かい代わりに、「薄いわりには保温効果がある」みたいな商品は少ないです。
12月ともなると辺りは一面真っ白です。
寮周辺もすっかり雪で覆われてしまいました。