「外国語学習は120日にしてもならず」 ノアのカナダ留学日記 - その28

「外国語学習は120日にしてもならず」

ノアのカナダ留学日記 - その28

 

 

 

 日本に帰って何をしたか・・・というと、あまりいつもと変わりないクリスマスとお正月を過ごしました(笑)

 久しぶりに日本に帰ってきたわけですが、不思議とあまり久しぶり感はなく。

 カナダ留学日記で日本についてレポートしても仕方ないので、今回は日本に帰ってきて感じたこと、今までの留学を振り返ってみたいと思います!

 

 

日本帰国後、一番に感じたことは・・・

 日本に帰ってきてまず感じたのは、フリーWifiが全然使えないということです。成田空港に着いても家族が見当たらなかったので空港のフリーWifiを使って連絡を取ろうと思ったのですが、通信速度がまあ遅い・・・ 結局、メッセージが送信されるよりも私が家族を見つける方が早かったという(笑)

 これは旅行者にとってはなかなか問題らしく(私自身も一時帰国で旅行者と同じ境遇になって実感しましたが)、日本に観光で行ったことがあるというカナダの友達からよく「日本はフリーWifiが少ないし、あっても使いものにならない」という話を聞きます。「おもてなし」をウリにするのであれば、この問題は2020年のオリンピックまでに解決しないと!ですね。

 カナダで結局、携帯のインターネット使用の契約はせず、フリーWifiのある大学内と一部の飲食店やショッピングセンターでしかスマートフォンでデータ通信を使えない生活をして実感しましたが、フリーWifiが使えるかどうかは結構死活問題なので。カナダではフリーWifiのある場所が日本よりもずっと多いので、現地人でもデータ契約をしていないという人もいるくらいです。

 

前期4カ月間での英語力の向上について

 英語力の向上については、まだまだムラが激しいなという感じです。トピックや話している相手、その日の調子によっては結構言いたいことが言えたなと思うときや、あまり意識しなくても自然と英語が出てきたなという日もあれば、「来たときから本当に進歩があったのか?」と感じるほど、簡単なこと、思っていることのごく一部しか伝えられないときや、事前に文を考えてから口に出してるなと感じるときもあります。

 とくに思ったのが日本人特有の英語に慣れていない人(日本語を学んでいるとか、日本が好きで何度も旅行に行ったことがあるとかでない人)と話すのは、日本人英語に慣れている人と話すよりずっと難しいということです。

 日本人特有の英語のクセ(日本人がよく使う単語やよくする間違い、発音)に慣れている人との会話で、発音などが原因で言ったことを聞き返されることはほぼありませんが、そうでない人の場合だと簡単な単語や構文しか使っていないときでも聞き返されることがあります。

 日本語を勉強している人だと、日本でもカタカナ語として使われている英語の発音やアクセントに引きずられた発音をしても(例えばサンドイッチとか)、あるいは日本ではカタカナ語として使われていても英語では同じ文脈であまり使われない単語を使ったりしても(日本でいう「コート」はカナダでは「ウィンタージャケット」の方が一般的です)大体わかってもらえますが、日本語に全く接点がない人だとそうはいかないです。

 日本語を勉強しているカナダ人の友達の家に遊びに行ったときの友達の家族とのやり取りが一番難しいなと感じます。

 

明らかに変化がわかるのは・・・

 逆に確実に向上したなと思うのは、ネイティヴの人が日常会話でよく使うフレーズや単語についての理解は大分深まったかなと思います。もちろん、まだまだ本当によく使われる、一般的なものがわかっただけだとは思いますが。

 中学、高校でひたすら暗記していた単語が、単語帳に載っている日本語の直訳とはかなり違う感じで使われていたり、直訳だと「こんな言葉、いつ使うんだろう」と思うような語が、直訳したときの印象とは大分違った感じで使われていると面白いなと思います。

 また、単語帳などで勉強しているときにはそれほど使用頻度が高くないだろうと思っていた単語が意外とよく使われていることがわかったり。

 そういった単語帳などに載っている用法とは全く違った感じで同じ単語やフレーズが使われていることを知ることができただけでも、やっぱり留学に来てよかったなと思います。

 


ちなみにクリスマスはカナダの家庭に対抗してではありませんが、鶏をまるまる1羽買ってきて、中に香草と小麦粉などを混ぜて作ったペーストを入れて、オーブンで焼きました!KFCは食べませんでした!(笑)

連載 『ノアのカナダ留学日記