「文明開化!」 ノアのカナダ留学日記 － その31
今回のニュースは、なんと、ついに、駅のホームに電光掲示板が登場しました！
・・・なんでそんな普通のことに驚いているのかと思われそうですが、日本に一時帰国する前には駅ホームに次の電車がいつ来るかなどを知らせてくれる電光掲示板はありませんでした！
友達に聞いたところ、丁度私がカナダに戻ってきてすぐくらいから登場したらしいです。
今回は今まで電光掲示板すらなかった驚きのエドモントンの電車、公共交通手段事情についてお伝えしたいと思います！
電光掲示板どころか改札もない！
エドモントンで電車に乗ってまず驚いたのが改札がないこと。最初はどこか他にホームへの入り口があるのかと、アルバータ大学の学生らしき人に聞いたのですが、ないそうです（笑）
アルバータ大の学生は電車・バス乗り放題のパスがもらえるので関係ないのですが、パスを持ってない人がこんな状況でもちゃんとチケットを買っている（あるいは買っていると考えてもっとちゃんとした改札を作っていないのは）というのはある意味すごいです。
ただし、時々検札の係の人が車両に乗ってきて、チケットを持っていないとかなりの罰金を取られるらしいので、みんなちゃんと買うのだとか。
電光掲示板がないのも、日本ではあって当然だったものがないとなるとなかなか不便でした。不便というか「いつになったら来るのかな・・・？」という感じで、同じ時間を待つのでも一体何分待つのかわからずに待っていると長く感じます。
電車が短い！
車両は５両で１両あたりの長さも短いのですが、それでも混み合っていることはほとんどなく、日本で大学に行くのに使っていた電車とは大違いです！時間通りに来るかというと・・・・まあまあですかね。
以前イタリアに旅行したときに電車に乗ったときは時間通りに来るどころか、電車の到着ホームが突然変更になってびっくりしたのですが、そういうことはないです。そもそも１番線と２番線しか存在しないので。
日本の電車が異常に時間に正確というのはよく聞く話ですが、そもそもカナダの人は日本の人ほど電車が時刻表に書いてある通りの時間に来るかどうかを気にしていないようです。
日本の駅の電光掲示板には到着予定時刻が表示されますが（例えば「快速 東京 １０：００」のような感じで）、エドモントンの電光掲示板には何分後に電車が到着するかしか表示されません（「Century Park 03min」みたいな感じです）。
エドモントンだけでなく、バンクーバーに行ったときもそうでした！２、３分遅延しているだけでも「２分遅れ」などと表示される日本の電車システムは、特に外国人からすれば、確かに異常かもしれないですね。
バスは？
個人的には電車よりも市バスの方がよく使っています。カナダでは（少なくともエドモントンとバンクーバーでは）電車もバスも同じ会社が経営していて、どちらも距離に関係なく１回乗るごとにいくらという料金設定で、１２０分以内であれば違うバス路線や電車に無料で乗り継げるようになっています。
エドモントンでは１回乗るのに約３ドルとまあまあの値段ですが、長距離乗るのであればそれほど高くないですね！逆に少ししか乗らない場合にはかなり高く感じそうです。
ちなみに、駅などにあるエスカレーター、カナダでは右側に立って、左側を開けておきます。関西と同じですが、関東とは逆なので、関東出身者は最初慣れるまでは気を付けていないと反対側に立ってしまいます・・・
駅に電光掲示板があって感動する日が来るとは思ってもいませんでした（笑）
連載 『ノアのカナダ留学日記』