「運命」 ノアのカナダ留学日記 - その53
エドモントン滞在3日目、この日は留学中何度もお世話になったカナダ人家族から両親と3人でお家でのディナーに招待されていました。
突然、訪問が決定!
訪問が決まったのは3月。いつものように遊びに行き、そのときの話の流れで5月の帰国前に両親が遊びに来るよーという話をすると、「じゃあ家にも遊びに来て!何か特別なディナーを用意するよ!」と言ってくださいました。
両親も私が留学中お世話になった家族ということで会いたがっていたので、お言葉に甘えることに。
手土産をたくさん持ってお家へ
日本から来る両親にあらかじめ家族全員の好きな物を伝えておき、カナダに来るときにみんなへのお土産を持ってきてもらいました。
日本のカレーが大好きな私の友達には日本のカレーセット、ピアノをやっている友達の上の妹には日本の曲の楽譜集、ハムスターを飼っている下の妹にはハムスターのおもちゃセット、その他みんなで食べてねということで日本のチョコレートや綿菓子などのお菓子、カップラーメンなど食べ物をたくさん持って行きました。
お父さんとお母さんにはペアの切り子のグラスをあげました。両親がインターネットで注文してくれたのですが、グラスの底の部分に名前やメッセージが入れられるようになっており、2人の名前と私が考えたそれぞれへのメッセージを入れてもらったところ、とても喜んでくれました!
犬のタッキーの分も忘れずに。タッキーには新しいベッドをあげました!気に入ってくれたかな?
お酒好きなお父さんにはこんな物もプレゼント!成田空港で売っていたそうで、いかにも日本のお土産っぽいですよね。
私からのお土産は・・・
両親もお土産を用意してくれましたが、私からも何か感謝の気持ちを伝えたいと思い、手紙と絵をプレゼントすることに。お父さんの趣味が絵を描くことなので、このプレゼントに決めました。
中学校時代に油彩画を習っていたので、お家の絵を油絵で描きたいと思い、授業と期末試験が終わってから部屋で少しずつ描き進めていました。
プレゼントするとこれにもとても喜んでくれ、「すごく綺麗!こんな才能があったなんて知らなかった!」と驚いてくれました。留学中を通して本当にお世話になったので、少しでもお礼ができてよかったです!
プレゼントの手紙と絵です。油絵を描くのは5年ぶりくらいでしたが、時間があればもう少し塗り重ねたり、細かい部分を描き入れたりしたかったかなとは思うものの、それなりに納得いくものが描けました。
カナダで初めてのBBQ
両親とエドモントンを訪れた週は前の週から気温がグンと高くなり、夏に来たばかりの頃以来の春らしい気温でした。
友達家族のお家にお邪魔した日もとてもいい気候だったので、この日のディナーはこの春初めてのお庭でのBBQでした。
実はカナダでBBQらしいBBQをしたのは初めて。アルバータ名物のアルバータ牛のステーキを食べたのもこの日が初めてで、最後にして初めてのカナダ/エドモントンらしい体験ができました(笑)
楽しい時間はあっという間に過ぎ・・・
BBQの後も自家製アイスクリームをご馳走になったり、お土産に持って行った折り紙を一緒に折ったり、女の子2人がファーストネーション伝統のダンスを見せてくれたりと、たくさん話をしたり、文化交換をしたりしました。
あっという間に時間が過ぎてしまい、気付くと夜10時。最後のお別れはみんなからのハグでした。
お父さんとお母さんは私が遊びに来て帰るときにはいつもハグをしてくれるのですが、これがしばらくは最後のハグかと思うと寂しくなりますね。
この友達と友達家族との出会いは留学中の出会いでも一番運命を感じています。もともとはここのお家の次男の友達の友達というだけであった私。
そんな私が友達の友達に連れられてこのお家に来るようになり、家族とも仲良くなり、最終的にはその次男や次男の友達と一緒でなくても遊びに行くようになったり、どこかへ連れて行ってもらったりするようになりました。
更に運命を感じるのがファーストネーションの言葉に由来するこの家族の苗字と私の苗字に共通の意味があることです!これにはみんなで「運命だね!」と言い合っていました。
こんな素敵な家族とカナダで出会えたことは、留学して一番の思い出であり、留学先にエドモントンを選んでよかったと思える一番の理由です。異国の地カナダでお父さん、お母さんと呼べる人がいたこと、「ただいま」といえる家ができたことを本当に嬉しく思います。