「日本のハロウィンVS本場北米のハロウィン」 ノアのカナダ留学日記 - その17

「日本のハロウィンVS本場北米のハロウィン」 ノアのカナダ留学日記 - その17

 

 近年日本でもすっかり浸透したハロウィンですが、今回は本場北米のハロウィンについてお伝えします。

 

ハロウィン=仮装?

  日本でハロウィンというとメインは何といっても仮装!という気がしますが、こちらでは子供たちが近所の家を回ってお菓子をもらうトリック・オア・トリーティングもハロウィンのメインイベントの1つになっています。

 そのため、大人の方だとハロウィンは、どちらかというと子供たちのためのイベントと思っている方も多いようでした。

 ただ、大学生の楽しみは万国共通のようで、こちらの大学生も日本の大学生同様、多くの人がコスチュームを着て友達とパーティーを楽しんでいました。

 

日本との違いは?

 上でご紹介した以外の違いとしては、こちらではハロウィン当日は1日中、大学の授業もコスチュームを着て受けている学生が沢山いて驚きました。そのためハロウィン当日はキャンパス内でもコスチューム姿の学生を沢山見かけます。

 日本では放課後、夜のパーティーやイベントの直前にコスチュームに着替えるのが普通だと思っていたのですが、こちらでは「(授業に)ハロウィンの日はコスチューム着て行かないの?」と聞かれるくらいコスチュームで授業を受けるのも珍しくないようでした。

 教授たちも特に何も思っていないようで、授業始めに「いいコスチュームだねー」なんて言う教授もいるくらいです。日本でも浸透してきているとはいえ、こういう光景を見ると文化としての浸透度合いの違いを感じますね。

 

日本の方が勝っている部分も!?

 意外だったのは、大学にコスチュームを着てくる人がこれほどいる割には、日本の渋谷のように繁華街が仮装をした人でごった返しているということがないことです。実際にカナダ人の友達にハロウィン当日の渋谷のメインストリートの様子を動画で見せたところ、「こんなの見たことない!」と驚いていました。

 というわけで、ハロウィン当日の繁華街での人々の盛り上がり具合では日本の方が上のようです(笑)キャンパス内はコスチュームで歩いても、より公な場ではしないということなのでしょうか?

 秋葉原や池袋など特定の場所に行くとハロウィンでなくても仮装を楽しんでいる人がいるためか、日本の方が公共の道路などをコスチュームで歩くことに抵抗を感じていない人が多いのかもしれないですね。

 

ハロウィンの本場ならではのシステム?

 日本ではハロウィンのシーズンになると東急ハンズやドン・キホーテなどへコスチュームを買いに走る人が増えますが、カナダではセカンドハンド(中古)の洋服や日用品を売る店でもいろいろなコスチュームを見つけられます。

 確かに、同じコスチュームを次の年も着ることは少ないのでとてもいいシステムだなと思いました。

 


上でご紹介したセカンドハンドのコスチュームを売っている店です。ハロウィンだけでなくクリスマスには中古のクリスマス用品など、様々なシーズン雑貨が販売されるようです。

 


こちらは中古ではありませんが、ハロウィンのシーズンだけオープンするコスチュームの専門店もあります。

 


店内の様子。コスチュームだけでなく、小物類も充実していて本格的です。

連載 『ノアのカナダ留学日記